医院開業にあたって、「医療施設としてこうありたい」という明確なビジョンを示すことは最も重要です。医業経営者は医院の中心にあって、その価値実現に向けて組織一体となった診療を実現するために組織の目的・ゴールを明確にし、医院の進むべき方向を決める使命があります。
まずは経営理念と経営方針を策定します。経営理念は、医院の方向性を明確に示し、経営方針には経営理念を実現するために基本的な方針を明記します。開業後には経営理念と経営方針を内外へ周知させ、また実践されているかを確認します。実践を通じて経営理念と経営方針の整合性などをチェックし、また改善に取り組みます。
このように一番初めに経営理念・経営方針を策定することによって、ブレない組織の運営が可能となります。その経営理念・経営方針にしたがって経営計画を策定し、組織の構築、人材能力開発、コンプライアンスなどを行うことができます。